これは何か

2012.8.19 文書作成
2012.12.27 加筆修正
2013.3.22 微修正
2018.7.6 修正

このウェブサイトはオウム真理教によって制作された音楽(オウムソング)の検索性を高め、各々の歌曲に解説を加えることを目的に制作されました。これまでインターネットの世界には、元オウマーの西村氏が開設された『VAJRAYANA 真理の探究』の音楽ページが存在しており、オウムソングのほぼすべてを網羅する資料が提供されていました。しかしながら、その検索性、アクセス性に難があると感じたため、わたしが勝手に作り始めたものがこのウェブサイトです。
ところで、製作者自身は全くの新参オウマーであるため、独自の資料などはほとんど持っておらず、資料は完全にインターネットに依存しています。例えば、音楽音声についてはほとんどがYoutube上に公開されている資料をあてにしているという具合です。資料を公開されている方々には感謝しております。

検索性を高めるために

このサイトの目的である検索性を高めるためには、できる限り多くのオウムソングがリストアップされている必要があります。したがって、このサイトは製作者の知りうる限りの書籍やウェブサイトの情報から得たものを結集したものです。また、その目標を具体的に言いますと、オウムソングの曲名をGoogleで検索するとこのサイトの歌詞と情報がヒットする、そのような非常に便利なシステムを構築することです。

歌詞について

歌曲それぞれのページに掲載した歌詞は基本的に音声から製作者が耳で聴いて文字に起こしていますが、『VAJRAYANA 真理の探究』の歌詞を参考にしている箇所も多くあります。噛む台詞や句読点、スペースの入れ方など、音声に忠実に再現することにこだわっています。

「解説」について

オウムソングには非常に仏教用語の多い難解な歌詞や台詞の曲が多く、これらを解説し、そして真理の教えを少しでも多くの人に広めることがこのウェブサイトの目的の一つです。いまのところはまったく充実していない上に、単なる個人的な感想となっています。参考にしてもらえれば幸いです。これらの歌を宗教的見地から考察することで、それがどのような世界観を反映して、どのような目的で歌われたのかを浮き彫りにしようという意図があります。


オウマーとは何か。恐怖集団オウム真理教をネタにすることを好む人を指します。間抜けさと狂気が満ちた教団を日常的にネタにすることもあれば、時には真っ当に考察することもあります。このサイトは教団内の世界観をうかがい知るための材料の一つとして機能するものであるのですが、製作者本人はオウム真理教諸問題には客観的な立場をとります。

オウマーは不謹慎ではないのか

世間では間違いなく「不謹慎」「悪趣味」と言われるオウマーではありますが、まったくその通りです。しかし、オウマーは世間の人よりも、オウム真理教諸問題の理解にかける時間は長いはずです。現代日本社会の歪みが産みだした殺人教団という現象を、社会が記憶から消し去ろうとすることは当然の流れです。そのような結論を急ぐ雰囲気が世間の人をオウムを深く考えることから遠ざけ、「オウム⇒不謹慎」と単純に帰着させる図式を形成しています。ここにはオウムを理解しようという姿勢がなく、重大な間違いと言わざるを得ません。「宗教」としてのオウムがどのように危険教義を作り上げたのか、どのように危険技術を習得したのか、組織がいかにして反社会性を増幅させたのか、これらの教訓が見逃されているのです。そんな社会への疑問がオウマーの中にはあるのかもしれません。

真の目的――「研究」

このウェブサイトの目的は前述の通り、「オウムソングの普及」「オウムの宗教観の探求」にありますが、宗教観の探求についてただ闇雲に歌詞を読解しても大きな成果にはつながりません。そこで、麻原彰晃の思想的変遷(時系列)と照らし合わせて歌曲を再配列する、歌曲の目的ごとに分類するなどにより、オウムの「構造」をとらえる――理解する上で役立つものを作り上げることを目指しています。つまり、オウムソングという足がかりから、オウム真理教の構造を明らかにするという試みです。

管理者について

苦情その他はこちらまで→ Twitter (@shokosonja)

管理者の情報

  • 「NHKスペシャル未解決事件オウム真理教」が放送された頃にオウムに過熱
  • 浪人生時代にオウマーをこじらせてサイトを作り始める

連絡方法

苦情もお受けいたします。
ppsiweb■gmail.com (■を「@」に置換)

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